「争わない相続」をめざして

あすよろ行政書士

還暦を過ぎたおじさんの私は実父母、義父母の相続を体験しました。

その経験の中で実感したのは、「相続に関して親と子の想いは一致しない。だから、こじれるんだ….」ということです。

皆さんは民法906条「遺産分割の基準」をご存じですか?

「遺産分割は、遺産に属する物又は権利の種類及び性質、各相続人の年齢、職業、心身の状態及び生活の状況その他一切の事情を考慮してこれをする。」とあります。

私はこの条文を知って、腑に落ちました。親はこの条文の存在を知らなかったと思いますが、自身の中でここに書かれていることを実現しようとしたのだと思います。

一方で、子供側からすると、「一切の事情って言ったって今まで私がやってきたことは、きちんと評価されているのか?」、「いや、どうみても他の相続人と比べて、私の方がやっている!」と思う場面もあるでしょう。

そうです。明らかに親に対する感情が相続問題をややこしくするのです。そして、親族間の争いは今までの円満な関係性を崩壊させるとともに、楽しかった思い出さえも消し去るのです。それはとても辛い体験です。

では、どうしたら、よいか?私は相続が発生する前にきちんと準備することだと思います。争わない相続をめざして…。

それが、「あすよろキット」に込めた想いです。

争わない相続をめざして、皆様とともに考えていきたいと思います。「争わない相続をめざす勉強会」を開催しております。ぜひご参加ください!

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